切らない眼瞼下垂手術

切らない手術・当日

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遂にやってきた…手術当日。
前日からめちゃくちゃ緊張はしていたものの、グッスリ眠った。
もともと私は余程でなければコロッと眠ってしまうタチなのだ。

手術は午後の予約である。
手術説明では朝食・昼食は通常通り食べて問題ないとのことだったので普通になんか食べた気がする。

家族に「ちょっと目ぇ手術してくるわ」とLINEで報告。
ということで、いざ!手術へ!

持って行ったもの

手術説明では、多少腫れるので帽子やサングラスがあった方が良いとのことだった。
季節は冬、年の瀬である。

服に合う帽子がなかったのと、この季節サングラスをする勇気もなけりゃそもそも持ってないわ。
ってことで、メガネだけを持参した。
あと現金15万円!!
普段財布に入ってる現金なんて数千円、多くても3万円以内だぞ。
ひったくりに遭わぬよう、バッグを必要以上に気にしながら電車に乗った。

手術前に洗顔するので、化粧はしないで眉毛だけ描いて行った。
アイメイクガッツリして行ったら落とすの面倒だし、スッピンか薄いメイクで行くことをおすすめする。

手術

クリニックに付いたら、まず受付で支払いをしサインを済ませた同意書を提出する。
そのまま洗面所へ案内され、洗顔を行った。

このあたりで緊張が高まってきた。
息切れをするほどに。

待合室のソファに腰かけてちょっと一息つこう…と思ったのも束の間、息つく間もなく処置室に呼ばれる。
ちょ…まっ…せめて心の準備を!

案内された処置室は、総合病院のオペ室のような物々しい雰囲気ではなく普通の部屋っぽかった。
まぁ手術台と、あのでっかいライトがあるから、ここで手術するんだなぁと。

もう、緊張はMAXで心臓はバックンバックンでクラクラする。
大人だから平然を装ってるが、心の中じゃ「怖いよう!怖いよう!」とギャン泣きである。

看護師さんに「靴を脱いで横になってください」と言われて、横になる。
すると「ハイ、これどうぞ(にっこり)」って渡されたのが、超可愛いモフモフのクマのぬいぐるみだ。
手術中、緊張をほぐすために患者に持たせるのだそうだ。

いやぁ、コレ、ほんとナイスなアイデア。
持った瞬間のモフモフな感触とクマの可愛らしさで、一気に緊張がほぐれた感じ。
まぁでもドッキドキに変わりないけど。

クマを抱いて横になっていると、先生が颯爽と現れた。
「ハイどうもこんにちは~!」みたいな感じで。
爽やかすぎて、漫画みたいなキラキラが見えた気がするわ。

で、先生は横になっている私の頭上に座る。
あ、そっか、先生は逆さまの向きで処置するんだ…すげぇなぁ。
なんて、自ら緊張を解すべくいろいろ考えたりしてみる。

先生「はいじゃぁ始めますね~」
てれ「はい(ガクガク)」
先生「まず、二重のラインに印を付けていきますね~」
てれ「はい(ビクゥッ)」

もう何をされるかわからないので、触られるだけでビクゥッ!となる。
おまえビビリすぎだろってくらい、ビビってたかな。
ただもう、あとはどんなにビビっても耐えるのみである。

神様~!

印を付けたら点眼かなんかして、いよいよ麻酔を数か所に打っていく。
このクリニックの注射針は、ナントカっていうオリジナルの極細のものらしい。
私は注射そのものは割と平気ではあるが、確かに痛みは少ない。
というか、麻酔は瞼の裏に打つので、瞼ひっぺ返されるのでその圧迫感の方が強い。

で、瞼をひっぺ返した先生の手が止まり「ん?なんかある…」と。
手術に立ち会っていた皮膚科の先生と「なんだこれ」とか相談している。
「腫瘍?」「脂肪ですかね…詰まってんのかな」「霰粒腫とか」みたいなことを言い合っている。

え…まって…どういうこと?

思わず「何かあるんですか?」と口を開いた。
「う~ん、そうなんだよね、デキモノ…白っぽい」
先生もソレが何かわからないので説明のしようがないのか、見たままを伝えられた。

とにかく瞼の中に白っぽいデキモノがあり、裏からは切除できるものではないという。
効くかはわからないけど、注射打っとくねと。
これで小さくなればいいんだけどと。
まぁ悪いものではなさそうだということで、手術は続行されることになった。

そんな一件もあり、緊張はもうほとんど消失していた。
「今打ってくれた注射…追加料金なのかな…いくらかな…」とか考える程には余裕はあった。

手術自体は、瞼の裏からのアプローチなので目を開けたまま行う。
実際には半開きで、視線はずっと下に向ける。
これが結構ツラい。

時々ひっぺ返されたり、引っ張られる感覚があったり。
目尻の方をなんかされてるときは割と痛かったかな。

途中、目開けてみてとか閉じてみてとか指示があって、形や開き具合を見ながら進む。
で、先生が「う~ん、もう一箇所留めておくか」とか言う。

もともとは2箇所留めの手術予定で、料金もその金額で提示されていた。
ちょっとまって…「留めておくか」なんてサラッと言ってるけど、3箇所留めたら料金変わるじゃん。
あとで追加料金徴収されんのかな。
と、不安でいっぱいになったり。

まぁでも心配したほどの痛みは感じずに、1時間かからないくらいで終わったと思う。

先生「ハイ、終わりです。お疲れ様でした~。」
起き上がって、手鏡で状態を確認する。
てれ「おおぉ!なんか、ちょっと開いた気がする!」
先生「切らない手術だとこれが限界かな。できる限り引き締めたけど。」
先生「今は腫れてるから、腫れが引いてみないと何とも言えないけど、ダメだったら、切るっていう選択肢もあるからね。」
てれ「デキモノはどうしたら…?」
先生「多分ねぇ、霰粒腫(さんりゅうしゅ)だと思うんだけど、裏から切ることはできないんですよ。」
先生「取るとしたら、瞼の表から切開して切除する方法しかないかな~。」
てれ「切開…っすか…(ガクガク)」

このデキモノの存在は厄介だなとは思った。
でも、今まで眼瞼下垂の原因がわからないものの、瞼に何かある気がしていたので少しスッキリした。

手術直後から割と腫れがあった。
瞼を蚊に刺されたときくらいの腫れだ。
痛みは少しジンジンするかなくらい。

肝心の目の開き具合はというと。
手術前に比べたらマシになったかなという印象。
腫れもあるので、劇的な変化や感動はなかった。
腫れが引いたらもうちょっと開くんだろうか…。

実際かかった金額

手術中「え、ソレって追加料金?」と思うところが2度あった。
しかし実際にかかった金額は追加料金なしで、施術費用11万+薬代+税で。

119,880円

片目だけとはいえ、切らない眼瞼下垂手術で12万弱。
安い…。

次の記事「切らない手術・翌日〜3日まで経過

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