手術前

眼瞼下垂とは ~症状・治療法・手術費用~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

眼瞼下垂とは。簡単に言うと…筋肉か神経などになんらかの機能障害が起き瞼が開けづらくなる症状または状態のことだ。
状態によって軽度・中度・重度と、大まかに区分けされる。
たいがい、黒目の瞳孔まで上瞼が被さってしまうと中度、瞳孔の半分以上被さってしまうのが重度といわれるらしい。
これの治療は、現状手術しか手段がない…というのが定説である。

眼瞼下垂軽度中度重度

Wikipediaがわかりやすいので併せてどうぞ。

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、先天的理由、後天的理由(眼筋疾患・加齢・コンタクトレンズ装用等)により、上眼瞼(上まぶた)の機能に障害が生じ、瞼が開きづらくなる疾病の一つ。
視界が制限され、無意識に眉毛を挙上して瞼を開こうとするため、あるいは顎を挙上するため、頭痛や肩こり、猫背から腰痛、まぶたを開ける筋肉に過度な負担がかかるため眼精疲労を併発することがある。
(出展:眼瞼下垂 - Wikipedia)

症状

私の場合は発症したのが20代後半の「後天性眼瞼下垂」だ。
手術をするまでの8年間原因不明で、なんともモヤモヤした気分の毎日を送っていた。
症状は時間をかけてじわじわと悪化していった感じで、最終的には眼瞼下垂の典型的な症状が現れるようになったので、紹介しよう。

機能的な問題

眼瞼下垂とは瞼の機能障害により、上瞼が開けづらくなる疾患だ。
先天性・後天性の様々な理由で起こり、新生児から高齢者まで患者の年齢層も幅広い。

生まれつき瞼が下垂している「先天性眼瞼下垂」と、何等かの理由で発症する「後天性眼瞼下垂」がある。
先天性の場合は、もともと組織の発達が不十分だったり神経に異常があったりするとのこと。
後天性は、ほとんどの場合が眼瞼挙筋と瞼板を繋ぐ挙筋腱膜にたるみなどが生じる為、瞼が下垂する。

視界が狭くなる

これは中度以上の患者が感じる症状だと思う。
瞳孔が瞼で隠れてしまうわけだから、そのぶん視界にも影響が出る。
私の場合は下垂している側の視界だけが狭くなっていた。
左右で視界範囲が違うと微妙にストレスなのだ。

眉毛が上がる、顎を上げてものを見る

これは無意識にそうなっていた。
鏡で自分自身を見るときは、そんなことないのに。

しかしこれは眼瞼下垂の典型的な症状というか、癖なのだそうだ。
瞼の筋肉で目を開けられないもんだから、おでこの筋肉で目を開けようと働くらしい。
結果、眉毛が異様に上がりおでこにシワができる(年齢による)。
更にそれでも開かないので、最終的に顎を上げて見下すようにしてものを見るようになる。

特に私なんかは片目だけなので、片側の眉毛が上がって異様な形相だった。
正面のものもまともに見れなかったので、顎を上げる癖は自分でも気づいていた。
で、あるとき写真に写った自分を見て驚愕したのだ。
想像してみてほしい。
上記のような様子でニヤニヤとピースなんかしているアラサー女を。
自分の姿ながら、ちょっとした妖怪かと思った。
もう、本当にショックだった。
まぁこれがキッカケで、手術を決意したわけなんだが。

頭痛、肩こり

これも眼瞼下垂の典型的な症状らしいが、私は下垂前から頭痛・肩こり持ちだったのでよくわからない。
丸一日パソコンと向き合うような仕事をしているもんで、肩から背中にかけて石のように凝り固まっている。
なので、眼瞼下垂が原因ではないような気もするが、このような症状を訴える患者は多いとのことだ。

原因

眼瞼下垂の原因は多岐にわたる。
大まかに言うと、先天性のものと後天性のものに分かれる。
私は後天性で、20代後半に発症している。
原因がずっと不明だったので8年もの間モヤモヤしていた。

先天性の場合は、生まれつき組織の発達(発育?)が不十分などで起こることが多いとのこと。
後天性眼瞼下垂の原因についていくつか挙げると、下記の通りだ。

  • 加齢・老化によるたるみ
  • ハードコンタクトの長年使用
  • アレルギーなどによるこすりすぎ
  • 外傷
  • 瞼に炎症や腫瘍がある場合など

治療法

眼瞼下垂の治療法は、基本的には手術しかない。
瞼の筋肉が緩んでいるなら、筋トレとかで治せるんじゃね?とか、思った。
思って実際「目力アップエクササイズ」的なものを続けてみたが、全く効果はなかった。

実際、眼科や美容外科では「手術しか治す方法はない」とハッキリ言われ続けてきたのでそうなのだ。
そういうものなのだ。諦めて腹を括るしかない。

眼瞼下垂の手術と一言で言っても種類がある。
それでは、どのような手術があるのだろうか。
厳密には色々な種類があるのだが、大まかに言うと、切る切らないかの2つである。
切開手術と非切開手術の何が違うのか。

切開手術(切る)

概要
 瞼表面の二重ラインを切開して目を開けやすくする処置を施す。
 (術式はいくつか種類がある)

保険
 適用可能
 (適用可否は医師の判断による)

受けられる機関
 眼科・形成外科などの医療機関
 …医療目的の為見た目は重視されない場合が多いが、上手な医師もいるらしい。
 美容形成外科
 …見た目も十分考慮してくれるが、保険適用できるところとできないところがあるので注意。

費用(片目)
 保険適用で3万円前後

腫れとダウンタイム
 個人差はあるが、笑えるほど猛烈に腫れる
 最低でも抜糸までの5~7日間は必要と感じた
 私は腫れる体質の為、10日間仕事を休んだ

非切開手術(切らない)

概要
 瞼の裏から糸でひきしめて、目を開けやすくする処置を施す。
 (術式はいくつか種類がある)

保険
 適用不可

受けられる機関
 美容形成外科

費用(片目)
 クリニックにより差が大きいが、15~35万くらい

腫れとダウンタイム
 腫れが少ないといううたい文句だが、まぁまぁそれなりに腫れる
 翌日から仕事や学校に行く人もいるが、私の場合4~5日は要した

次の記事「発症当初:片目の開きが悪いかも…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す

*