眼瞼下垂の手術は、切らない手術と切開手術の2種類ある。
そのうちの切開術の方は医療手術としても認められているため、保険適用で受けられる。
また、医療機関でも行われている術式である。
この眼瞼下垂切開手術について、患者目線でまとめたいと思う。
切らない手術の記事はこちら：
眼瞼下垂切開手術とは
眼瞼下垂の治療目的で行われる医療手術だ。
見た目の修復を目的とする切らない手術に対して、切開手術は機能的な問題を改善するための治療である。
医師の診断で治療の必要性があると判断された場合、医療機関では保険適用で受けることができる。
一部の美容外科でも保険適用可能な場合があるので、WEBサイトで確認すると良いと思う。
瞼の表面二重ラインから切開して、緩んだ眼瞼挙筋を糸で結び引き締めなおす。
切開するので、瞼表面に当然多少の傷は残る。
部分切開法や全切開法があるが、どちらも二重ラインで切開するため傷はさほど目立たない。
私は全切開で手術を受けたが、傷痕がほとんどわからないほど綺麗である。
向いている人
たるみが強い、脂肪が多い、重度の眼瞼下垂の人に向いている。
私は中～重度の眼瞼下垂だったが、最初に切らない手術を受けほとんど効果がなかった。
その半年後に切開手術を受けたんだが、見違えるほど目が開くようになった。
たぶん、重度の人にとってはそれほど効果に差がでると思う。
特徴
特徴は瞼表面の二重ラインを切開して、緩んだ瞼をひきしめることで目を開けやすくする。
切開手術の場合は、余分な脂肪や組織も同時に取り除くことができるので、高い効果を期待できるのだ。
また、切らない手術のように一定の期間を経て元に戻ってしまうリスクはない。
ただし、切開をするので多少の傷は残るがそれは医師の腕にもよるかもしれない。
私はどれが傷痕かほとんどわからないほど綺麗である。
それから保険適用が可能なので、費用が非常に安くなる。
利点が大きい分、リスクも高い。
術後の腫れは数日の間かなりスゴいことになるので、仕事や学校が長期休暇の時期を狙うか休みを取ることを強くおすすめする。
私はゴールデンウィークと有給をつないで、10連休を取った。
一番のリスクは、一度手術をしたら元に戻すことが非常に難しいという点である。
特に保険適用の場合は機能回復のための医療手術となる為、デザインの修正はまず無理だと思った方がいい。
保険適用について
前述の通り、眼瞼下垂切開手術は保険適用の対象となる。
ただし、医師が必要と判断した場合のみ保険が適用される。
軽度で、機能面に問題のない人が手術を希望しても受けられるわけではないので注意が必要である。
判断は医師の主観によるので、微妙な人は別の医療機関や医師に診てもらうと良いかもしれない。
眼瞼下垂切開手術は医療手術であるため、一般的には医療機関で行われている。
それで、医療機関での手術は見た目は重視されないことがほとんどだ。
美容外科での眼瞼下垂切開手術は見た目を重視してくれるが自費負担になることが多い。
でも、保険適用可能な美容外科もあるので根気強く探すことをおすすめする。
私はやっぱり見た目も気になるので、保険適用可能な美容形成外科で手術を受けた。
以前医療機関で手術した男性に会ったことがあるが、彼はバッチリ傷痕があったので。
費用
眼瞼下垂切開手術の費用は、保険適用か否かでビックリするほどの差が出る。
保険適用なし
40～50万円前後（両目）
保険適用あり
4～5万円前後（両目）
私は保険適用で片目手術だったので、3万円強だった。
ダウンタイム
切らない手術とは比にならないほど腫れる。
しかも翌日消毒に行ったり、5日後くらいには抜糸もある。
私の場合はしばらくの間手術した目を完全に閉じれないなどの症状もあった。
化粧も抜糸までできないし、瞼が痺れて感覚がないなどとにかく目が気になって仕事や勉強どころじゃない。
最低でも1週間は予定を空け、家でゆっくり過ごすことをおすすめする。
私は会社で10連休を取って、ひたすら横になり瞼を冷やす日々を送った。
