切開手術の翌日のことをまとめる。
前日は夕方から全切開手術を受けて、電車で帰宅。
入浴はせずそのまま就寝したのだが、とにかくほとんど眠れなかったのがツラい。
眠れなかった原因
病院から帰宅してから就寝前までは、痛み止めの薬が効いてかほとんど痛みは感じなかった。
今のうちにさっさと寝てしまおうということで。
ベッドに入って目をつぶ……つぶろうと……。
あれ?
目が閉じれないんですけどーっ!!
なんということか。
目が腫れすぎてるからなのか。
わからないけど、目を完全に閉じることができず。
2.5mmくらい開いてしまうのだ。
想像してみてほしい。
半目開けたまま寝れるかを。
まずすっごく目が乾くし。
普通に見えてるよね、いろいろ。
あと、想定外の状況にパニック。
え、コレってそのうち治るんだよね?
眼瞼下垂の切開手術で目が開きすぎて、瞼が閉じれなくなったという失敗談をネットで見たことがあり、もしや自分もかと慌てふためいた。
治らなかったらどうしよう…。
いやでもまだ手術当日だし様子みるしかないか。
とりあえずガーゼのハンカチを冷水で濡らして目に乗せて寝ることにした。
すると今度は、ズキっズキっと痛みを感じはじめたのだ。
おぉ…痛み止めが切れてきたか…。
そんなこんなで、最初の夜はほとんど眠れなかった。
手術翌朝
それでも少しウトウトしたりして、翌朝目が覚める。
結構ズキズキと痛みがあるが、我慢できる程度だ。
実家のリビングへ顔を出すと。
両親は私の目を見て「あらららら!」と驚いていた。
自分も鏡を見て確認すると。
すごいだろコレ。
この猛烈な腫れ具合。
もうコレ腫れすぎてこれ以上目が開かないし、閉じることもできない。
母はこのとき口には出さなかったが、手術は絶対に失敗だと思ったらしい。
瞼の切開手術直後はどうなるかを知らなかったら、そう思うよな。
ましてや自分の娘なら心配で心が痛かったことだろう。
そんな母をしり目に、当の私は割と落ち着いていられた。
慌てたところで何か変わるわけではあるまい。
翌日なんだし、恐らく今が腫れのピークであろう。
人生でこんなに目が腫れることもそうそうないだろうということで、
写真を撮って、近しい人にLINEを送っていた。
「これヤバくない?」って。
消毒の為クリニックへ
こんなに腫れてヤバいことになってんのに、手術翌日は経過を診るためと消毒のため、一度クリニックへ行かねばならない。
実家からクリニックへは電車で1時間以上かかる。
さすがに帽子を深~く被って外出することにした。
ゴールデンウィーク初日で、ファミリーやらなんやらで電車も結構混んでいる。
私の横にいた小さな女の子と目が合ったので、ニコッと笑みを向けたらビクゥッってしてた。
ごめんね、お化けかと思ったよね。
こんな状態で1時間以上かけてクリニックに来たわけだが。
消毒してくれたのは手術のときに助手としていらっしゃった若い医師だった。
消毒だなんて傷口にチョロっとするだけ。
処置はたったの2秒で終了。
特にお話があるわけでもなく、この日は帰された。
まぁ。こんなもんだよな。
帰宅後
帰宅後に気が付いたんだが。
目が閉じられない件、先生に相談するの忘れた…。
まぁ術後7日目には抜糸でまた行くからいいか。
多少心配事もあるが、とりあえず腫れがもう少し引かないと何もわからないしのんびり過ごそう。
とにかく腫れを少しでも和らげるため、ひたすら冷やすことに専念した。
とは言え、瞼に切開傷があるわけだがら傷を悪化させないよう、感染症なんかにならないよう気を付ける必要がある。
始めに試していたのは清潔なガーゼで保冷剤を包んで、そっと瞼にあてがう。
というもの。
目を疲れさせるようなこともせず、テレビや漫画も控えた。
必然とアレだな、廃人のように横たわり、死んだ魚の目で天井を見つめるだけ。
ただしあまりにゴロゴロばかりしていても身体が浮腫むので、家の中をウロウロしたりもした。
シャワー解禁
この日クリニックで「今日からシャワーだけならOKです」と言われた。
前日は入浴しなかったので、シャワーだけでも嬉しい。
洗顔は目の周りを避けて恐る恐るって感じで。
実際怖くて触れないんだが。
シャワーを直接顔に当てるのも痛い気がしたので、なでるように。
シャワーを終えて化粧水つけるのも恐る恐るなでるように。
そしてまたひたすら冷やして就寝。