手術前

発症8年:手術決心 大学病院で精密検査

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眼瞼下垂発症から8年経過して、徐々に悪化している自覚があった私は次第に写真に写らないようになった。
しかし会社の求人広告用に部署のみんなで写真を撮影することになり…。
そこに映った自分を見て驚愕したのだ。

誰だこれwwww

毎日鏡では自分の顔を見ていたが、写真に映った自分はあまりにも酷いものだった。
自覚している以上に片目の下垂は酷いし目の大きさの左右差もヤバいし。
しかも片側の眉毛だけ異様に上がって、顎を上げてニヤニヤしている。

この写真を見て、あ、私って普段こんな顔してんだ…。
他人から私はこんなふうに見えてんだ…って気がついたのだ。
で、手術を決心した。

この一件で、さんざん悩んだ手術を受ける決心は一瞬でついたわけだが。
とりあえず大学病院でちゃんと検査してもらおう。
ということで、近所の大学病院へ向かったのだ。

初診

大学病院へ向かったのは、手術を決心したその週の週末だ。
善は急げである。
決心さえ固まれば、一刻も早く手術したかったのだ。

大学病院ってのは、外来担当の医師だけでも数名いらっしゃってどの先生に当たるかは運なんだよな。
クソ面倒な受付を済ませて、2時間近く待たされようやく名前を呼ばれ診察室へ入る。

そこで私を迎えてくれたのは、恐らく外来医師の中で一番若い男性医師だ。
見た目の年齢は私と同じくらいに見える。
で、なんか長めの髪の毛にゆるくパーマがかかっている感じ。

うわぁ…チャラそう…。

めっちゃ軽い感じのチャラめの医師だった。
おいおい大丈夫かよこの先生…。

てれ「あの…眼瞼下垂を長年放置してまして、手術を受けたいと思っています。」
医師「あぁ~ですね~こっちの目ですね~。」
てれ「はい。それで、まずは何か病気がないかとか検査していただきたいんです。」
医師「そうですね、眼瞼下垂には様々な原因が考えられますし。一通り検査してみましょう。」
医師「それで、症状はいつごろからですか?」
てれ「8年ほど前からで、少しずつ悪化して今に至ります。」
医師「!?」
医師「8年ww」

一通り問診して、ちょっと診てみましょうねと。
先生が胸ポケットからボールペンを取り出して、顔を動かさずこのペン先を目で追ってくださいと。
で、先生が上下左右にペンを動かし、私が目で追うわけだが。

左右と下方は難なくクリア。
ペンが上方にいくと、瞼が被さって目が開かないから追えなくなるわけで。
先生も上方でチラチラペンを動かして、頑張って~とか言うのだ。
だから頑張って視線を上にやろうとするだろ。

変顔になるわけだ。

医師「ちょww」
てれ「無理無理!目ぇ開かないデス!見れないデス!」(変顔大放出で)

先生笑い堪えてんの、バレてっからな。
無理だっつってんのに執拗に頑張らされたわ。
で、先生が手で私の瞼を開けて「これで見れる?」とかなんとか一通りやって。
その日は眼科での一通りの検査を行って、採血して帰宅。

採血は、これもなんか病気がないかの検査である。
後日頭部CTの検査を行った。
で、CT検査と採血検査の結果が出た頃に、再度来てくださいとのことだ。

検査結果

2度目の外来は、初診から約3週間後くらいの予約だったかと思う。
本来ならもっと早く検査結果は出ていたのだが、チャラ先生が出張で不在だったからだ。
私はこれで何らかの答えがわかるはずだと思っていた。

私の下垂している方の瞼は、なんとなく分厚くなっていて、目を閉じて瞼を触るとしこりっぽいものがあったからだ。
そもそも片目だけ眼瞼下垂なんて、物理的になにかあると思うだろう普通。
癌とか重い病気だったら嫌だな怖いなとも思ったが、だとしたら8年も生きてないだろうとか思ったり。

でまぁ、当然2度目の受診もあのチャラ先生だったわけだが。
医師「どうもこんにちは~、検査結果出てますよ~」
てれ「どうだったでしょうか」
医師「うん、どこも何も問題ないですねぇ」

どこも…問題…なかった。

至って正常であると。
でまぁ手術の話になるわけだが。
医師「眼瞼下垂の手術ならこの病院でもできますが、てれってーさんはまだ若いから術後の見た目も気にするでしょう。僕の知っている形成外科医を紹介しましょうか。」
てれ「ありがたいお話なんですが、まずは美容外科での切らない手術を検討しているので、自分で探したいと思います。」
医師「そうですか、切らないやつは医療機関ではできないので、僕はお力になれませんが…」
てれ「はい。ありがとうございました。」

こうして原因不明のまま手術を検討することになったわけである。
絶対何か原因があるはずなのに、腑に落ちないが検査で何も出なかったのだから仕方ない。
ということで、いよいよ手術を受ける準備をすることになるわけである。

次の記事「​発症8年:切るか切らないか

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