手術前

発症5年:美容外科へカウンセリングに行く

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目が開きにくくなってから5年で、自分が「眼瞼下垂症」であることはわかった。
しかし、調べてみると治療法は手術しかないとのことで…。
手術は怖いし、お金もないしで保留していた。

この頃にはもう気のせいでは済ませないほど下垂が進行し、左右差が大きくなっていた。
だからといって現実はどうにもならず、半分諦めていたのだ。

テレビで眼瞼下垂切らない手術を見る

そんなある日、たまたま見ていたテレビ番組で眼瞼下垂について取り上げていた。
ネット以外のメディアで眼瞼下垂に関する情報を得るのは初めてだったので、前のめりで見たのを覚えている。

軽度の眼瞼下垂の女性患者さんが、美容外科で切らない手術を受けるというドキュメンタリーだったと思う。
この頃の私の下垂状態は軽度~中度くらいだったかな、確か。
手術の様子も映っていたけど、手術中は医師と談笑なんかしちゃったりして。

なんか、手術、楽勝っぽくね?

しかも、その女性すっごく綺麗になってた。
パッチリ目になって、若返ってた。
腫れてもないし。

こんなに綺麗に治療できるなら、手術受けてみたいな…

急に勇気が湧いてきた。
テレビで一連を見たことでなんとなくイメージが掴めたし、得体の知れない恐怖は半減した。
それまでネットでしか情報収集できず、情報そのものがあまりなかったから不安が大きかったのだ。
手術の雰囲気や術後の症例などのコンテンツは、ネットにもそんなに載ってなかったし。

出演していた医師は、どうやら眼瞼下垂術の名医とのことである。
私はついに決心した。

テレビの美容外科クリニックへ

何の下調べもせず、テレビで見た美容外科クリニックへ行ってみることにした。
電話で予約を入れて、カウンセリングに向かった。

この時は、自分の眼瞼下垂の症状の進行具合がどの程度なのかとか、
私の場合、切らない手術か切開手術のどちらが良いかなど全くわからなかった。
なので、そこから相談したいと思っていたのだ。

で、診察室に呼ばれ中に入るとテレビで見た医師がいた。
だがしかし…テレビではにこやかにしていたのに、なんか感じ悪い…
「ハイ、なに~?どしたの~?」みたいな。

まぁせっかく来たし、5年程前から片目が開けにくくなり少しずつ悪化したことと、手術を考えていることを伝えた。
「そうだね~眼瞼下垂だね~。あなたの場合切らない手術がおすすめなので、見積出しますね~」
とか一言二言喋って、見積ペペっと作成して、診察終了。

は?なんだこりゃ。

もうあっけにとられたわ。
なにあの先生やる気あんの?
テレビでお見かけした優しくて丁寧な印象は皆無である。

聞きたいことの1割も聞けなかった。
というかこちらに喋る隙を与えないというか。

で、見積書を受付で受け取ってビビった。
切らない手術両目で50万以上となっ!?

50万なんかどこにあるんじゃボケー!

それよりちょっとマテ。
私手術するなら片目だけ希望って言ったよな?
反対側の目の少し下垂(こっちは老化)しているからって、勝手に両目で見積すんなよ…。
もうなんか、たぶんこの時に他院も探せば良かったんだと思う。
でもこの一件で戦意喪失してしまったのだ。

美容外科なんてところの扉を叩いたのも初めてだったし。
なんか恐ろしい世界だなと。
思ってしまったわけである。

次の記事「発症8年:悪化…いよいよ左右差がヤバい

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